入れ歯の取り扱い 3.入れ歯安定剤について知りたい

入れ歯安定剤市場の売り上げが、年間100億円にも達するくらい、入れ歯安定剤の使用は浸透しているようです。
しかし、入れ歯安定剤は一時しのぎにはよいものですが、長期的に使用することは控えたほうがよいでしょう。

入れ歯安定剤は、長期間使用していると、少しずつ噛み合わせがずれていき、歯茎が悪くなってコンニャクのようにブヨブヨになってしまったり(「入れ歯の悩み 13.歯茎がブヨブヨする」をご参照下さい)、顎の骨の吸収を引き起こしたりします。

また、入れ歯安定剤を使用した後に、全てをきれいに取り去ることはなかなか難しく、不潔になる原因になります。
元々入れ歯が外れてくるのは、歯茎と入れ歯の適合や、噛み合わせが悪くなってきている証拠なので、早めに歯科医に相談して、入れ歯の適合を改善してもらうようにしましょう。

ただ、どうしても入れ歯安定剤を使わざるを得ない方もいらっしゃいます。骨の吸収が進みすぎて、どんな入れ歯をしても外れてしまうような方です。
このような場合は、クリームか粉末タイプの入れ歯安定剤を使うこと、使った日はしっかり洗い取ること、定期的な検診をするという条件付で入れ歯安定剤を使うようになります。
少し条件が面倒なようですが、これを守ることが、歯茎の悪化を防ぐことに繋がっていきますので、上手に入れ歯安定剤と付き合っていくようにしましょう。


七弥 at 17:06 │clip!入れ歯の取り扱い Q&A